今回も自作キーボードのお話。
オープンソースキーボードのQazikatを制作しました。
きっかけ
基盤がメルカリで売られているのを発見し、初めてQazikatの存在を知りました。
調べてみるとコンパクトでかなり可愛いシルエットです。
基盤のデータとケースの3Dデータが公開されており、ケースデータも簡単にダウンロードが出来るようでしたので挑戦してみる事にしました。
こちらのQazikatはどうやら40%キーボードに分類されるようで、40%キーボードを体験した事の無い私が満足に扱えるのか不安でした。
ですがアローキーが独立していたり、Guide68で慣れ親しんだ「スペースバーが分離している事」なども決め手となり、挑戦に踏み切りました。
ケースの製造
公開されている3Dデータはこんな感じ。


こちらのデータを用いて今回もJLC3DPに注文します。
今回は自分で塗装をする事にしました。
チッピング塗装を用いて白色に仕上げようと思います。
チッピング塗装の場合は生地表面の凹凸はそこまで重視しないで良いので楽ちんです。

3DプリントはSLA(Resin)の9600 ResinのMatte Whiteで注文しました。
2024年12月時点ではケースの本体がUSD 8.82、ケースの裏蓋がUSD 4.52の合計USD 13.34でした。
インサートナット
今回のケースはネジ穴にインサートナットを採用していたのでこちらに対応したナットを準備します。
こういったパーツはアリエクで手配をする方が安価ですよね。
ですが今回は日本の年末に差し掛かるタイミングで、かつ時間にあまり余裕が無く困っていたのですが、Amazonにちょうど在庫がありましたのでこちらで購入しました。

こちらを半田ごてを使用して、穴に垂直に押し込みます。


キーキャップ
Qazikatは40%キーボードですので通常のキーキャップのセットでは足りないキーも出てきます。
私はKBDFANSのPBTfansのキーキャップを好んで所持しており、今回はその中からSpark Lightを使用したいのでこちらの40%用のキーキャップも公式サイトから購入しました。
ラッキーな事にKBDFANS公式サイトで40s kitが70%引きのセール価格で販売されていたのでこちらで購入しました。

ケース
JLC3DPから到着したら全体をやすりで研磨して洗い流し、しっかりと乾燥をさせてミッチャクロンを吹きます。
その後に先ほどのチッピングスプレーを吹き付けていきます。

ポイント
スプレー缶が冷えた状態で吹き付けるとスプレー缶内部の圧力が低下し、吹き付ける力が弱くなります。
そうなると噴霧される塗料がダマになりやすく、仕上がりがあまり綺麗ではなくなってしまいます。
寒い季節は各自で工夫をして塗装をしましょう!
完成






今回も綺麗に仕上がりました。
かなり満足です。
初めての40%キーボード、存分に楽しみたいと思います!